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今日のコミック

トモネン
大庭 賢哉



宙出版
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最近はやっている同人誌の再録本。
これもまた、本屋をぶらついていて何となく購入。表紙みて、いいものだろうという予感はあったし。

果たしてその予感は正しかった。
絵柄は「絵コンテ書くときの宮崎駿」風。ちょっとオリジナルクプーみたいな味もあって、大変好みの絵。とても表情豊かで、キャラクターが生き生きしてる。
内容は短編のアンソロジーだけど、どれもドラマがしっかりしててかなり読ませる。

たとえば。
4本目「帰り道と100円玉」は、3人の子どもが「しゃべる100円玉」を拾って、それを交番に届けに行く話。
けっこう苦労して交番に届けるんだけど、それを受け取ったお巡りさんが「ごほうび」といって、自分の財布から100円を返してくれる。
それに対して、届けに行こう、と主張した女の子が「相手にされてないんだ」と傷つくんだけど、もらった100円が女の子に「でも、優しい人かもしれないよ」って語りかけるんです。

これをみて、「ああ、この作者さんは大人の視点と子どもの視点を同時にもてる人なんだ」と感じました。

「赤毛のアン」シリーズの「アンの娘リラ」で、アンがリラの大失敗をやさしくなだめ諭すシーンがあります。アンはこのとき、リラの失敗を「大人の視点」では、(心の中で)笑いながらも、そうするとリラがひどく傷つくことがわかっていて、その笑いをおくびにも出さずにリラをやさしく慰めるんです。

きっと、作者の大庭賢哉さんは、そういうことができるんだろうなぁ。と。

子どもの頃の冒険心や、柔らかいこころを思い出してみたくなったら、読んでみることをオススメします。
関連リンク
tkotrxtiny 大庭さんご本人のサイト


もう一冊。

吼えろペン 13 (13)
島本 和彦



小学館
2004-12-17
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いきなり最終巻だそうで。
でも本誌では新シリーズ始まってるらしいけどね。
島本さんは本によって結構面白かったりつまらなかったりが激しいけれど、吼えペンはずっと安定して面白かった。

今回もきっちり笑わせてくれます。

ヒーロー「マンガの中と外は違うんですかっ!?」
流れ星「同じわけがないだろう!」

腹抱えて笑いました。そりゃ同じわけないよな。

関連リンク
島本和彦外伝 島本和彦ご本人のサイト



| Copyright 2004,12,21, Tuesday 11:15pm 瀧義郎 | comments (0) | trackback (0) |

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