LOGIN

閲覧形式: ゲストモード

ID:
PASS:

CALENDAR

<< 2024/04 >>
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

NEWEST / < NEXT   BACK >

プレゼント

千早「ねえ、春香。」
春香「んー?」
千早「こんなの、ファンにもらったんだけど、どう思う?」
春香「わ、iPodじゃない!すごーい。千早ちゃんのファン、お金持ちなんだねーっ」
千早「ううん。そういう問題じゃないと思うの。私、困る…」
春香「どして?くれるっていうならもらっておけばいいじゃない」
千早「でも、こんな高価なもの、もらう理由なんてないし」
春香「え、だって、相手ファンなんでしょ?」
千早「だからこそよ。ファンが贈り物をしてくれるのは嬉しいんだけど…あまり高価なものは…」
春香「うーん、そういうものかなぁー」

んー、どしたー。

春香「あ、おはようございます!プロデューサーさん」
千早「おはようございます、プロデューサー」

おっはよー。

千早「気の抜ける挨拶ですね…」

そ、そうかな…気に入ってるんだけど。

で、なんかもめ事?

春香「もめ事って訳じゃ。ええと、千早ちゃんが…」
千早「春香、私から説明する。プロデューサー、これみてください」

ん、iPodか。買ったの?

千早「いえ。ファンからの贈り物にあったんです」

あー…
まあ、基本的にはもらっておけばいいと思うよ。

春香「ほら、千早ちゃん。やっぱりそうだよー」
千早「…」

や、まあ、千早の気持ちもわかるよ。
春香はちょっと軽く考えすぎかもしれないな。

春香「えっ、そうですか?」

うん。まあ、ファンが僕らにお金使ってくれるのは、確かに芸能人冥利に尽きるところなんだけど。
本来、春香や千早は芸を売って身を立ててるんだからね。CDの売り上げとか、コンサートの動員とかで十分ファンからはお金をいただいているわけだろ。

にもかかわらず、そういうこととは関わりのないところで、何万もするようなものが届くと、さすがに躊躇するよな。

春香「そっかー、なるほどぉ…」
千早「どうしたらいいでしょう?」

うーん。テレビとかでお礼を言うと、さらに加熱する可能性があるからな。
とりあえずは、何も言わずに、使うなら使っておけば良いんじゃないか。

千早「返した方が良いような気がするんですけど…」

それはかえってよくない。せっかく千早のために選んでくれたプレゼントだから、ありがたく使わせてもらいなさい。

千早「はい。」

でも、千早も割と知名度出てきたし、これからはテレビでほしいものがあるとか言わない方が良いかもしれないなぁ。

千早「私、iPod欲しいとか言ったことはないですけど…」

ああ、ごめん、そういう意味じゃないよ。発言には気をつけて、っていうこと。
でも黙っててもこれからは、もっと高価なプレゼントが届くこともあるから、そのときはありがたく受け取っておくと良いよ。

千早「そうなんですか?」

ファンの幅も広がってきたからな。お金持ちのファンがつけば、そういうこともあるさ。

春香、お前も発言には気をつけるんだぞ。

春香「はいっ!わかりました!」


| Copyright 2006,01,20, Friday 01:09am 瀧義郎 | comments (0) | trackback (0) |

コメント

コメントする








トラックバックURL

http://takiyoshiro.fem.jp/tb.php/211

トラックバック

 

NEWEST / PAGE TOP / < NEXT   BACK >

RECENT COMMENTS

RECENT TRACKBACK


LINK

PROFILE

OTHER

POWERED BY

BLOGNPLUS(ぶろぐん+)