THE iDOLM@STER ショートストーリー::雪歩
『トイVOX!』解散。
善永「こんにちは、今日は取材と言うことで、インタビューさせていただきますね。
よろしくお願いします」
律子「こんにちは。こちらこそよろしくおねがいします」
雪歩「…」
律子(雪歩、雪歩!)
雪歩「え?あ、はいっ。こんにちは」
善永「(苦笑
さて、今日は、先頃行われた『トイVOX!』の解散という発表についてですね。
その話を中心に、これまでのお二人の軌跡とか、今後の音楽活動の予定なんかをお聞きしていきたいと思います。
解散発表はファンにとってはたいへんショッキングなニュースだったわけですが、今までお二人でやってこられて、どうでしたか?」
律子「そうですね…ふたりで1年とちょっと頑張ってきましたけど…
思い返してみると、いいことばかりだった気がします。もちろん、すごく落ち込んだときもたくさんあったけれど、雪歩と励まし合ってこれました。結果も十二分に出せたと思いますし、満足…しています」
善永「なるほど…萩原さんはどうですか?」
雪歩「…」
律子(雪歩!質問!)
雪歩「え、あ、は、はいっ。えと…」
律子(これまでのこと!)
雪歩「あ、あの…わたし…もっと、律子さんとやっていきたいなって…」
善永「そうなんですか?じゃあ、そのお答えを受けてちょっと核心に迫ってみます。
ズバリ、解散の理由は?」
雪歩「プロデューサーがそうしろってい(もがっ」
律子「あ、あのですね、もう1年ちょっともやってきて、そろそろ中だるみが起きてるんじゃないかなって思うんですよ。ヒット曲もそこそこでましたけれど、最近はテレビへの露出度も減ってきてますし、ここで一発リニューアルの時期じゃないかって思うんです」
善永「そうですか…と、言うことはお二人は音楽活動をやめる予定というわけでもない?」
律子「もちろんです。私はソロに戻って、このデュオの成果を試してみたいと思っていますし、更なる高みを目指すつも」
雪歩「律子さんは!私が、私がじゃ、邪魔なんですか…っ」
律子「雪歩!」
雪歩「私は…律子さんのおかげで…いっぱい色々教えてもらって…律子さんとプロデューサーがいるから頑張ろうって…」
律子「雪歩…」
善永「…」
雪歩「私、律子さんが私のダンスを褒めてくれたとき、とっても嬉しかった…だから、もっと頑張ろうって、おもって、それで…」
律子「雪歩、それは…」
善永「…差し出がましいですが、ファンとしての立場から、意見を言わせてもらってもいいですか?」
律子「え、あ、はいっ」
善永「私はこの3週間、ずっと『トイVOX!』を見てきました。以前から注目はしていましたが、こうしてきちんと取材させてもらって、はっきりとわかったことがあります」
律子「…」
雪歩「…」
善永「このユニットは、本当にお二人の力が作ったユニットなんだな、ということです。」
雪歩「ふたりの…力?」
善永「はい。秋月さんの伸びやかなボーカル。力強い生き生きとした萩原さんのダンス。また、それらをお互いがかばい合い、より高めあっている。萩原さんのボーカルも、秋月さんのダンスも、それぞれパートナーのそれを高めるように、たかめるようにという意識が見て取れて、また事実そうなっている」
律子「…はい。」
雪歩「…」
善永「それだけに、私などは1ファンとして、このデュオの解散を惜しいと思います。私も芸能記者の端くれですから、いろんな理由で解散するデュオを見てきました。
喧嘩別れに近い物から、個人的な都合、今後の方向性の違い、事務所の都合…」
律子「…」
雪歩「…」
善永「今回は、お話を伺った限りでは事務所さんの都合なのかな?と思います。
解散する、それ自体はしょうがないことです。都合というのは、たいていのことはそうそうひっくり返せる物ではありませんから。
けれど、解散するとしても、萩原さん。」
雪歩「は、はいっ」
善永「あなたは、もっともっと、ご自分に自信を持たれる方がよいと思います。
このデュオは、萩原さんだけの力でないことはもちろんですが、秋月さんだけの力でもなしえなかった。それほどに奇跡的なデュオです。
先ほど、萩原さんは、秋月さんに自分のことを邪魔に思っているのか、とおっしゃいましたが…」
雪歩「は、はぃ…」
善永「そのようなことを秋月さんが考えておられないのは、端で見ている私にすらよくわかります。
私の想像ですが、たぶん、秋月さん自身も、未だ萩原さんと一緒にやっていきたいと考えておられる。
けれど、ここで一区切りつくのがしょうがないことであるならば、より自分を高めていこうと。そうあろうと。そのような意志を感じます。違いますか、秋月さん」
律子「…はい。その通りです。
私だって、私だってもっと、雪歩と…」(ぐすっ
雪歩「り、律子さん…」
善永「ね。萩原さん」(にっこり
雪歩「り、律子さん…ごめん、ごめんなさい…」
律子「…」
善永「さて!私の個人的な意見はこの辺にしてっと。お仕事に戻らせてもらっても、よいですか?」
律子「あ、は、はいっ」(ぐいっ
雪歩「はいっ」
善永「では、これまでの、『トイVOX!』の軌跡についてですが…」
よろしくお願いします」
律子「こんにちは。こちらこそよろしくおねがいします」
雪歩「…」
律子(雪歩、雪歩!)
雪歩「え?あ、はいっ。こんにちは」
善永「(苦笑
さて、今日は、先頃行われた『トイVOX!』の解散という発表についてですね。
その話を中心に、これまでのお二人の軌跡とか、今後の音楽活動の予定なんかをお聞きしていきたいと思います。
解散発表はファンにとってはたいへんショッキングなニュースだったわけですが、今までお二人でやってこられて、どうでしたか?」
律子「そうですね…ふたりで1年とちょっと頑張ってきましたけど…
思い返してみると、いいことばかりだった気がします。もちろん、すごく落ち込んだときもたくさんあったけれど、雪歩と励まし合ってこれました。結果も十二分に出せたと思いますし、満足…しています」
善永「なるほど…萩原さんはどうですか?」
雪歩「…」
律子(雪歩!質問!)
雪歩「え、あ、は、はいっ。えと…」
律子(これまでのこと!)
雪歩「あ、あの…わたし…もっと、律子さんとやっていきたいなって…」
善永「そうなんですか?じゃあ、そのお答えを受けてちょっと核心に迫ってみます。
ズバリ、解散の理由は?」
雪歩「プロデューサーがそうしろってい(もがっ」
律子「あ、あのですね、もう1年ちょっともやってきて、そろそろ中だるみが起きてるんじゃないかなって思うんですよ。ヒット曲もそこそこでましたけれど、最近はテレビへの露出度も減ってきてますし、ここで一発リニューアルの時期じゃないかって思うんです」
善永「そうですか…と、言うことはお二人は音楽活動をやめる予定というわけでもない?」
律子「もちろんです。私はソロに戻って、このデュオの成果を試してみたいと思っていますし、更なる高みを目指すつも」
雪歩「律子さんは!私が、私がじゃ、邪魔なんですか…っ」
律子「雪歩!」
雪歩「私は…律子さんのおかげで…いっぱい色々教えてもらって…律子さんとプロデューサーがいるから頑張ろうって…」
律子「雪歩…」
善永「…」
雪歩「私、律子さんが私のダンスを褒めてくれたとき、とっても嬉しかった…だから、もっと頑張ろうって、おもって、それで…」
律子「雪歩、それは…」
善永「…差し出がましいですが、ファンとしての立場から、意見を言わせてもらってもいいですか?」
律子「え、あ、はいっ」
善永「私はこの3週間、ずっと『トイVOX!』を見てきました。以前から注目はしていましたが、こうしてきちんと取材させてもらって、はっきりとわかったことがあります」
律子「…」
雪歩「…」
善永「このユニットは、本当にお二人の力が作ったユニットなんだな、ということです。」
雪歩「ふたりの…力?」
善永「はい。秋月さんの伸びやかなボーカル。力強い生き生きとした萩原さんのダンス。また、それらをお互いがかばい合い、より高めあっている。萩原さんのボーカルも、秋月さんのダンスも、それぞれパートナーのそれを高めるように、たかめるようにという意識が見て取れて、また事実そうなっている」
律子「…はい。」
雪歩「…」
善永「それだけに、私などは1ファンとして、このデュオの解散を惜しいと思います。私も芸能記者の端くれですから、いろんな理由で解散するデュオを見てきました。
喧嘩別れに近い物から、個人的な都合、今後の方向性の違い、事務所の都合…」
律子「…」
雪歩「…」
善永「今回は、お話を伺った限りでは事務所さんの都合なのかな?と思います。
解散する、それ自体はしょうがないことです。都合というのは、たいていのことはそうそうひっくり返せる物ではありませんから。
けれど、解散するとしても、萩原さん。」
雪歩「は、はいっ」
善永「あなたは、もっともっと、ご自分に自信を持たれる方がよいと思います。
このデュオは、萩原さんだけの力でないことはもちろんですが、秋月さんだけの力でもなしえなかった。それほどに奇跡的なデュオです。
先ほど、萩原さんは、秋月さんに自分のことを邪魔に思っているのか、とおっしゃいましたが…」
雪歩「は、はぃ…」
善永「そのようなことを秋月さんが考えておられないのは、端で見ている私にすらよくわかります。
私の想像ですが、たぶん、秋月さん自身も、未だ萩原さんと一緒にやっていきたいと考えておられる。
けれど、ここで一区切りつくのがしょうがないことであるならば、より自分を高めていこうと。そうあろうと。そのような意志を感じます。違いますか、秋月さん」
律子「…はい。その通りです。
私だって、私だってもっと、雪歩と…」(ぐすっ
雪歩「り、律子さん…」
善永「ね。萩原さん」(にっこり
雪歩「り、律子さん…ごめん、ごめんなさい…」
律子「…」
善永「さて!私の個人的な意見はこの辺にしてっと。お仕事に戻らせてもらっても、よいですか?」
律子「あ、は、はいっ」(ぐいっ
雪歩「はいっ」
善永「では、これまでの、『トイVOX!』の軌跡についてですが…」
| Copyright 2005,12,05, Monday 08:30pm 瀧義郎 | comments (0) | trackback (0) |
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