THE iDOLM@STER 長編::伊織の再出発
復帰の足がかり(2)
あのライブの日から、山本と連絡が取れなくなっていた。
メールに返事はあるが、電話にはでてこない。
何となく、事務所に来てはいたが、ハルモニアの活動としての指示はなく、どうしようか途方に暮れる。
とりあえず2日間ほど自主練習を続けたが、3日目についに伊織がキレた。
「アイツ一体何考えてるのよっ!!!まーたほったらかしにしてくれちゃってええええっ!!」
「お、落ち着いて、伊織ちゃん!」
あずさが取りなそうとするが、伊織はキッとあずさを振り返った
「あずさっ!」
「は、はいっ」
「むしろあんたなんで落ち着いてるのよっ!!あんたなにか隠してんじゃないでしょうね!?」
「と、とんでもないっ」
あずさはぶるぶると首を振る。
「けど、ほんとにどうしちゃったんだろう…プロデューサー」
「と、いうことは君たちも知らないのかね?」
後から突然声をかけられて驚く。
「社長…!」
高木が入ってきていた。
「困ったもんだな、彼にも…」
社長も困り切ったように言う。
「社長!」
後ろを向いて伊織が立ち上がる。
「なんだね、水瀬君」
「私たち、これからどうなるわけ?」
しばしの沈黙ののち、社長が答えた。
「…こないだのゲリラライブの出来は、素晴らしかったよ」
「社長聞いてたんですか?」
「いや。山本がビデオテープをおくってきたのでね」
「ビデオを?そんなものいつの間に…」
「まあ、それくらい抜け目のない彼のことだ。何かを企んでいるのだろうが…私にまで連絡をしないというのはいただけんな」
そんな話をしていると、小鳥が声をかけてきた。
「社長、お電話です」
「ん?誰からかね?」
「山本さんです」
全員が一斉に驚きの声を上げた。
メールに返事はあるが、電話にはでてこない。
何となく、事務所に来てはいたが、ハルモニアの活動としての指示はなく、どうしようか途方に暮れる。
とりあえず2日間ほど自主練習を続けたが、3日目についに伊織がキレた。
「アイツ一体何考えてるのよっ!!!まーたほったらかしにしてくれちゃってええええっ!!」
「お、落ち着いて、伊織ちゃん!」
あずさが取りなそうとするが、伊織はキッとあずさを振り返った
「あずさっ!」
「は、はいっ」
「むしろあんたなんで落ち着いてるのよっ!!あんたなにか隠してんじゃないでしょうね!?」
「と、とんでもないっ」
あずさはぶるぶると首を振る。
「けど、ほんとにどうしちゃったんだろう…プロデューサー」
「と、いうことは君たちも知らないのかね?」
後から突然声をかけられて驚く。
「社長…!」
高木が入ってきていた。
「困ったもんだな、彼にも…」
社長も困り切ったように言う。
「社長!」
後ろを向いて伊織が立ち上がる。
「なんだね、水瀬君」
「私たち、これからどうなるわけ?」
しばしの沈黙ののち、社長が答えた。
「…こないだのゲリラライブの出来は、素晴らしかったよ」
「社長聞いてたんですか?」
「いや。山本がビデオテープをおくってきたのでね」
「ビデオを?そんなものいつの間に…」
「まあ、それくらい抜け目のない彼のことだ。何かを企んでいるのだろうが…私にまで連絡をしないというのはいただけんな」
そんな話をしていると、小鳥が声をかけてきた。
「社長、お電話です」
「ん?誰からかね?」
「山本さんです」
全員が一斉に驚きの声を上げた。
| Copyright 2006,04,01, Saturday 08:00pm 瀧義郎 | comments (0) | trackback (0) |
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