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雪歩のご挨拶

雪歩「ぷ、プロデューサーさん、あのぅ…」

んー、雪歩か。どうかしたか?

雪歩「えっと、お母さんが…」

ああ、あのメールの。

雪歩「あ、はぃ…
それで、お母さんが、これをプロデューサーにって…」

あー、そんな気を遣わなくてもいいのに。

雪歩「いえ…ちょうど時期もお歳暮の時期ですから…」

ああ、そういえばお歳暮の時期か…
俺も返さないとダメだな。

雪歩「いえ…うちにはいっぱい届くので、いいとおもいます〜」

へえ?そんなにいっぱい届くの?

雪歩「はぃ〜。処分に困るんですよ〜」

雪歩んちって何やってるんだっけ…

雪歩「えっ!?いぇ、それは、あのぅ…」

なんか武道の道場だっけ?

雪歩「あ、いえ、そのような物でむにゃむにゃ…」

まあ、いずれ先生とかならお歳暮もいっぱい届くか。
じゃあお礼状書くよ。直で渡せばいいかな。

雪歩「あ、はい。お母さんにわたしておきます〜」

ところで、トリオの調子、どう?やよいが入ってちょっとは変わった?

雪歩「あ、はい。やよいちゃん、かわいくて…
マスコット的なかんじですぅ〜」

雪歩もあれくらい元気になればいいんだが。

雪歩「うー…私は私にできることをしたほうがいいと思う、んですけど…

お、いうようになったね〜。

雪歩「あ、生意気ですね、ごめんなさいすみませんん〜〜」

いや、いい傾向だ。もっと、意見を言うようにしてくれたほうがいいよ。

雪歩「だ、だめです〜、そんなことをしたら、調子に乗ってるとかいわれて、それで井上耕三さんとかに朝の番組でボロカス言われて、それでお仕事が来なくなって、落ちぶれた私はギターを持って流しになるしかなくなるんですーっ!」

流しって…お前、いつの時代の人だよ!

雪歩「えっ、16才ですけど…」

マジレスかよ!!!

雪歩「あうぅ、ごめんなさいごめんなさい〜」

いや、怒ってるんじゃないって…謝らなくていいから。

雪歩「はいぃ、ごめんなさいぃ〜〜」

だから謝るなと。

雪歩「じゃあどうしろってのよ!!」

え…

雪歩「あ、あぅ、今の私じゃないです〜」

ゆ、雪歩の本性…?

雪歩「ち、ちがいます、ほんとに私じゃないんですぅ〜」
雪歩「まったく、適当なアドバイスばっかりして、アンタそれでもプロデューサーなのっ?」



その声は…伊織だなっ!?

伊織「にひひっ♪わかっちゃった?」

わかるだろそりゃ…つか、話混ぜっ返すんじゃない!

伊織「一瞬信じたくせにぃ♪担当アイドルの声も即座に聞き分けられないで、プロデューサーなんて勤まるのぉ?」

ぐっっ…

伊織「まあ、しっかり精進してよね。私たちの未来かかってるんだから。にひひっ♪」


ゆ、雪歩…

雪歩「は、はぃ…」

前言撤回するわ。お前はそのままでいてくれ…

雪歩「は、はい〜」


| Copyright 2005,12,22, Thursday 03:50am 瀧義郎 | comments (0) | trackback (0) |

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