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復帰の足がかり(1)

ライブ後二日間、山本は完全に雲隠れしてしまった。
高木社長は手を尽くして山本と連絡を取ろうとしたが、あずさたちすら行き先は知らない様子だった。
メールだけには返事があったが、何を問うても「二日後に連絡します」というメールが来るばかりだった。

高木はかなり怒っていたが、それでも、風向きが変わりつつあることを感じていた。
と言うのも、ライブの日の夜には、その場に居合わせた人の感想が個人ブログなどで数多くアップされており、そのほとんどが好意的な記事であったのだ。

『そうはいっても、一般の認知度が高いわけではないからな…退くならまだ今のうちと言えなくもないが…』

社長室の液晶モニタに開いたファンサイトをながめながら、高木は逡巡する。

しかし。この機を逃す手はない。一度はあきらめた、親友の娘を救うまたとない機会である。うまくやれば一気に巻き返すことができる。

「よし」

意を決したように、高木は電話を取る。

「もしもし、オフィス・リバプールですか。下農社長は今いらっしゃいますかね。私は765プロの高木と申します」



| Copyright 2006,04,01, Saturday 07:59pm 瀧義郎 | comments (0) | trackback (0) |

 

ファースト・ライブ(4)

晴れ渡った土曜。
その若い男はもう2時間もそこに立っていた。
タバコを携帯灰皿に押し込むが、すでに入りきらないほどの吸い殻がたまっている。
もうタバコも吸い飽きたが、他にやることもない。

「すっぽかされちまったかなぁ…」

久々のデートだった。時間にルーズなところのある彼女ではあったが、連絡も無しにこんなに遅れるのは珍しい。
電話をかけても妙に事務的な女の声で「電源がはいっていないため、かかりません」の一点張り。
すでにリダイヤル記録はいっぱいになっていた。
イライラしつつ、ふと、道の向かい側に目をやると、「765 Production」という字の入った飾りっ気のない、ちょっと大きめのトラックがちょうど入ってきた。

『765プロ…水瀬なんとかとかいうアイドルの所属事務所だっけ』

彼の母親が読んでいる雑誌に、コネでのし上がったという記事が載っていたのを思い出す。

『へっ…芸能界なんて、コネまで使って入りたいもんかね。くっだらねえ』

心の中で吐き捨てて次のタバコを手に取ろうとした時、そのトラックがちょっと開いた場所につっこんできた。
唖然としていると軽いモーター音を響かせながら側面が開き始め、何が起こったのか把握しきるまえに、トラックの中から警備員が飛び出してきて縄を張り、簡易ステージを作ってしまった。
周りが騒然とし始め、人だかりができる。若い男もそれに巻き込まれて、最前列の特等席にいつの間にか立っていた。

ぱっとライトがつき、奥から2人の女と、1人の少年が走り出てくる。

「みなさ〜ん、こーんにちーは〜〜」

一番背の高い、長髪の女が挨拶をしたのを皮切りに、3人がそれぞれ自己紹介をはじめた。

「三浦、あずさです〜」

知らない名前だったが、のんびりした口調が印象的な長髪の女だ。

「菊地真です」

少年かと思ったが、少女だった。結構有名なアーティストで、妹がCDを持っている。
周りの少女が黄色い悲鳴を上げたのが聞こえた。
そして最後の、3人目の一番背の低い、まだあどけない風情を残した少女が自己紹介をする。

「水瀬伊織です」

まさにさっき思い出していた少女だった。この少女が、と思うまもなく、マイクが長髪の女に戻る。

「私たち3人で、Harmonia、というユニットです〜。今日は、新曲の発表と言うことで、ゲリラライブを行わせていただきます〜。
御通行中の皆さん、たいへん迷惑かと思いますけれど、ちょっとのあいだですので怒らないできいてくださいね〜」

退屈していたので、このようなハプニングはむしろ歓迎だった。少しずつ気持ちが乗っていくのを感じる。

「曲は、『昼下がりの土曜日』です〜。ミュージック、すたあとぉ!」

ぴっぴっというホイッスルの音とともに、軽快なパーカッションが入る。
レゲエと言うのだろうか。のんびりはしているが、リズムがはっきりしていて、勝手にからだが動き出す。

すっと例の、伊織という少女が前に出てきて、圧倒的な声量で歌い始めた。

そのはっきりした歌声に驚かされる。ポップスを歌っているのに、まるでオペラのソリストのように堂々としていて、思わず叩いていた手が止まった。
聞き惚れていると、主旋律がすっとあずさと入れ替わった。

あずさが歌っている時には真と伊織は綺麗なハーモニーをかぶせている。
しかし、ハモりが主張しすぎて主旋律の邪魔になるようなことはなく、むしろ厚みを増している。リズムに乗って、複雑に変化するハモりを聞いているとだんだんと浮遊感を感じ始めた。
音楽でここまでの心地よさを感じたことはかつてなかった。主旋律を受けもつシンガーはそれぞれ歌の切れ目ごとで変わっていくが、そのたびに残った2人が見事なハーモニーを主旋律にかぶせていく。

まるで虹の中にいるような感覚を味わっていると、突然の怒号でそれが破られた。

「すぐに解散して下さい!このままここに立ち止まっていると危険です!」

不快に思い振り返ると、後ろの方までびっしりと人で埋まっている。改めて周りを確認すると人で埋まって車の通行もできないような状態になっていた。

「きょ、曲の途中ですが、警察さんがやめなさいっておっしゃっておられるので、今日はこれまでにします〜。皆さん、ありがとうございましたぁ。さよぉならぁ〜」

言うが早いか、三人はバックにすっと消えていった。
混乱はしばらく収まらなかったが、徐々に人混みが緩和しはじめる。

さっきの曲を反芻しながらぼーっとしていると、携帯電話が鳴った。
電話を取ると、彼女だった。

『もしもし、サトシ?ごめん!約束って、今日だった…よね?』
「ああ…うん。今日だな」
『あの…今どこ?』
「渋谷の109の前だけど…」
『ごめんなさい!すぐに行くわ。あの、待っててもらえる?』
「ああ、うん」
『…ひょっとして、怒ってる?』
「…いや。感謝してる」
『え?』
「ありがとう。おかげですっごいものみれたわ…」
『え、あの…?』
「うん。まあ、きたら詳しく説明してやるよ。とにかく早くおいでよ」



| Copyright 2006,03,29, Wednesday 12:49am 瀧義郎 | comments (0) | trackback (0) |

 

ファースト・ライブ(3)

約束通りの時間に全員が事務所前に集まり、プロデューサーの運転する車に乗り込んだ。
よくわからない道を抜けて10分ほど過ぎた頃、大きめの箱形トラックが一台だけ駐車してある駐車場に着いた。
単なる貨物トラックのような外観で、飾りっ気は全くないが、側面にはゴシックの文字で「765 Production」とだけ書いてある。

後部のドアを開けると、中にはすでにバックバンドの面々が乗り込んでいた。
挨拶をして、席に座るとプロデューサーが説明を始めた。

「このトラックで、渋谷109の前まで移動し、側面を開けて一曲分だけゲリラライブを行う」
「一曲だけ?」
「そうだ。一曲歌い切れれば十分だ。歌いきれるかどうかもわからん」
「それって、ひょっとして、警察の許可は取ってない…とか?」

真がおずおずと問う。

「一応知り合いを通じて、連絡はしてあるけれど…ま、皆まで言わせるなということだな。ひょっとしたら、任意の事情聴取くらいは受ける可能性がある。なので、正直無理に…とは言えないが…」

3人は顔を見合わせ、視線を交わした後、山本に向き直って全員がやると答えた。

「ありがとう、みんな。すまん。こんな無理な形のファーストライブになってしまったことは、俺の責任だ。申し訳ないと…」

言いかけたことばを伊織が遮る。

「そんなゴタクはどうでもいいのよ。私たちはライブを成功させに来てるの。
アンタに謝ってもらうのは、失敗したときだけでいいし、そしてそんなことは起きないから、謝ってもらう必要なんてないわ」
「…そうだな。じゃあ、ライブ前後の手はずを説明する」

山本は手際よく、ライブ前の準備、ライブが始まったときの段取り、終了後の逃走経路などの説明をする。

「…以上だ。わかったか?」
「えぇと、ライブ終了後自転車で公園通りに移動して、待機してるバイクに拾ってもらう、んですね」
「そうだ。ファンが追いすがってくる可能性があるが、逃走経路は地図に示したとおりだ。一応、経路周りには人を配置してあるので、とにかく急いで駆け抜けることだけを考えてくれ」

ジーンズ履きの理由はそれだったのかと納得する。

「あのぅ〜、プロデューサーさん…」
「なんでしょう、あずささん」
「私、自転車乗れないんですぅ…」
「だと思いましたよ。心配無用です。俺が二人乗りで連れて行きます」
「よ、よかった〜、どうしようかと思いました…」

その後、音あわせと2回ほどのリハを行い、奥についたてを立てて上着を着替えた。ステージ衣装はジーンズにTシャツというラフな格好で、今までにあまり着たことのない感じの衣装である。めいめいで思い思いのアレンジを施し、結構それらしい衣装になった。
そして、全員が着替えたことを確認し、山本が発車の指示を出す。

移動中、車中はしーんと静まりかえっていた。ライブ前の緊張も手伝って、誰も一言も発しない。
そのような状況にいると、強がりで封じた不安が頭をもたげてくる。伊織は内心、不安でたまらなかったのだ。
下手すると、アイドルどころか765プロすら辞めなければならないかもしれないという状況を伊織は理解していた。

きっとプロデューサーは、社長に自分を辞めさせろと言われている。そうでなければ、こんなむちゃなライブをしなきゃいけない理由なんかない。

考えまいと思っても、そのことが頭に浮かんでくる。
座っていると足が勝手にふるえ出す。指が白くなるほど強く握って、肘で足を押さえ何とかやり過ごそうとするが、全く効果はない。
こめかみからすっと、冷や汗が流れ落ちた。

思わず、握った手に顔を伏せると、後ろからそっと肩を抱く手があった。

『あずさ…』

顔を上げなくてもわかる。
あずさの手も軽く震えていて、それを感じていると不思議と落ち着いてきた。
目を開けると、真が目の前にいる。すっと手を伸ばして、手を繋ぐ。
そのときには、すでに伊織の震えは止まっていた。

そして、後5分で到着というアナウンスがあり、全員が持ち場に着く。

手順の最終確認が行われた。
最後に、山本がパンと手を叩く。

「さあ、行ってこい!」

山本が袖にはいると、トラックの側面が開き始めた。



| Copyright 2006,03,28, Tuesday 03:09am 瀧義郎 | comments (0) | trackback (0) |

 

ファースト・ライブ(2)

新曲は、主旋律となる部分に一人が割り当てられて、残りの二人はお囃子のようなメロディをハモらせてかぶせるという感じのアレンジとなっており、かなりの難曲であった。しかし、今までのレッスンをこなしてきた三人にとってはまったく問題ではなく、歌詞・ダンスを覚えるのに1日、残りの2日で仕上げをして、準備万端ととのった。

が、しかし。

肝心のプロデューサと連絡が取れない。山本はその後、三日間一度もレッスン場には現れなかったのである。
レッスンは765プロの専属インストラクターにレッスンを受けていたし、インストラクターは山本から指示を受けているらしく、問題はなかったが、それでもさすがに3日目には不安になってきた。

最後のレッスンが終わり、帰ろうと着替えてる最中に突然、あずさの携帯が鳴った。
真も伊織も、とっさに振り返る。

「はい〜、もしもし? あ、おかあさん。どうかした〜?」

ガッカリして2人で顔を見合わせ、伊織はシャツをかぶってブラウスの袖に腕を通しながら、真に話しかけた。

「ねえ、真。プロデューサー、何してるんだと思う?」
「うーん…たぶんだけど、明日の準備してるんじゃないかなあ」
「そんなことに3日もかかるもんなの?」
「そりゃかかるんじゃないかな。とりあえず路上とはいえライブだし、バックバンドとかも手配しなきゃいけないから…」
「それよ。あたしたち結局、オケとあわせることすらしなかったわよね。それで、ほんとに明日大丈夫なのかしら?」
「うー…それを言われると…プロデューサーほんとに何考えてるんだろ…」
「女ね。オンナのこと考えてるんだわ」
「ええっ!?い、いくらなんでも、それはないんじゃない?
この状況で、ボクたちのことをほったらかして、それで女の人おっかけてるようなそんな人じゃないよ」
「ほんとにそう?絶対と言いきれる?」
「そ、そうだよ。そんなのありえないよ」
「真はまだまだ甘いわね〜」
「なんだよ、伊織は違うって言うの?」
「間違いないわ。オンナのことよ。だって…
私たちのこと考えてるんでしょ?にひひっ♪」
「え?あ…」

2人で笑っていると、真の携帯電話が鳴った。

「誰だろう…?え、プロデューサー!?」

真があわてて電話にでる。

「もしもし?プロデューサー!なにやってるんですか!明日のことはどうなってるんです!?」
「ちょっとかしなさい、真!」

無理矢理真から携帯を奪った伊織は、山本にまくし立てた。

「もしもし!?プロデューサー?あんた何考えてるのよ!三日間も音沙汰無しで!」
『えっ、伊織か?ああ、そのこと連絡しようと思って、あずささんに連絡したんだが繋がらなくて…』
「あずさは…」

ちらっとあずさに目をやると、まだ母親と話をしている。

「別の電話にでてるわ。で、アンタ今まで何してたのよ!!」
『明日の準備に決まってるだろ。3日でやるとなると、お前たちのレッスン以外にも色々手配しなきゃいけないものがあるんだ』
「私たちをほったらかす理由になってないわよっ!一度くらい顔見せに来なさいよ!!
と・り・あ・え・ず!私たちはあしたどうすればいいのよ?」
『こっちの用意は調ったよ。ばっちりだ。で、そっちはどうだ?』
「それ、どういう意味かしら?当然ばっちりに決まってるわよ!観客感動で震わせてみせるんだから!」
『そうか、頼もしいね』
「そんなことより明日よ、明日!明日の指示くれないと私たちも動きようがないじゃない!!」
『明日はとりあえず、ジーンズ履きできてくれ。上の方は用意するが、動きやすい服を頼む』
「ジーンズ?なんで?」
『理由はあとで説明する。あと、集合場所と時間は事務所に3時だ。これるな?』
「いけるけど。他の2人にもそういっていいわけ?」
『頼む。じゃあ明日会おう』

とりあえず、携帯を奪ったことについて真と一悶着あったものの、明日の予定については全員に行き渡った。

そして…当日。


| Copyright 2006,03,27, Monday 12:30am 瀧義郎 | comments (0) | trackback (0) |

 

ファースト・ライブ(1)

次の日、伊織はメールで呼び出された。
ろくな説明もなく、とにかくきてくれとだけある。

事務所に着いたら真が先にいた。

「…真もよばれたの?」
「全員呼ばれたみたいだよ。メールで聞いたら、あずささんもよばれたって」
「なんで呼ばれたのか知ってる?」
「いや、しらないよ。けど、方針が決まったんじゃないかな」
「ああ…」

そういえば、来週頭には新曲が届くと山本が言っていたことを思い出す。

「そういえば、新曲届く頃よね。そのことかしら」
「そうかもしれないね。どんな曲だろう」

あずさも揃ってしばらくすると、山本が入ってきた。

「お、揃ってるな。じゃあちょっとしたミーティングをするんで会議室に行ってもらえるかい?」
「別にここでも良いんじゃないの?」
「いや。ここじゃダメだ。会議室に行ってくれ」

不審に思いつつ、会議室に集まると山本は3人に声を抑えていった。

「新曲が届いた。この新曲で、三日後に渋谷ゲリラライブを行う」
「み、三日後!?」

3人が揃って叫ぶ。
あわてて山本が口に手を当てて声を落とせと言うが、3人は口々に不安を叫ぶ。

「とりあえず落ち着けッ!」

山本が叫んで、やっとその場が静まりかえる。

「…このプロデュース計画が最善と判断したんだ。色々不満はあるだろうが、これで頼む」

山本は声を抑えていった。3人は顔を見合わせる。

「…状況って、そんなに切迫してるの?」

伊織が聞く。
しばらく山本は口を閉ざしていたが、意を決したように、この決断に至った経緯を説明した。

「なんですってぇ!!アンタまで私がコネアイドルだなんて言うつもりッ!?」

伊織が顔を紅潮させてプロデューサーのネクタイを締め上げる。

「ぐぐ…ちが…」

残りのふたりがあわてて止めにはいる。山本は咳き込んで、伊織に話す。

「違うって。社長も俺も、そんなことはわかってるよ。けど周りが…世間がそう見ているって事だ。
だから、このゲリラライブでお前はきっちり汚名を返上するんだ!」
「け、けど…いくらなんでもそんな急ごしらえなプランで…」
「やむを得ない。三日もあれば…社長は間違いなく手を打つ」
「え?」
「いや、なんでもない。ともかく、やるしかないんだ」

山本はきっぱりと言い切る。

「でもそんな、適当なプランでホントに成功するのぉ?」
「成功する?」

山本は鼻で笑う。

「成功させるんだよ。伊織。それとも、伊織はこれしきのことも成功させられないのか?
なら、コネアイドルといわれてもしょうがないなぁ」
「なんですってえ!!」

また伊織が山本につかみかかったが、しばらくにらみ合ったかとおもうと、伊織は投げ捨てるように手を放した。

「アンタ、その言葉忘れるんじゃないわよ!!」

ネクタイを直しながら、山本がうなずく。

「他の二人はどうだ?」
「あ、あの…」

真が視線をさまよわせるが、ふっと前を向いたときには目に力が宿っていた。

「やります。」
「うん!それでこそ真だ!」

山本は満足そうに目を細めた。

「あずささんはどうです?」
「もとより異存はありません〜」

山本は満足そうにうなずいて、ぱんっと小気味の良い音を立てて手を叩いた。
「さあ、レッスン開始だ。当日は最高のステージを見せてくれ!」

その場がぴっと引き締まった。
そこで、あずさが、片手を上げて嬉しそうに叫ぶ。

「よ〜し。いっきまっしょぉ〜」

一気にその場の緊張感と全員の膝の力が抜けた。


| Copyright 2006,03,21, Tuesday 04:45am 瀧義郎 | comments (0) | trackback (0) |

 

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