……すGIL！！

うぅ〜〜。やっぱり、辛いなぁ。
最中も玉露もとってもおいしかったし、プロデューサーさんの気遣いはよくわかったから、私もがんばって元気出たふりしたけど…

オーディション、私がんばり過ぎちゃったのかなぁ。ビジュアルの審査員が帰っちゃうなんて…
私まだ歌のレッスン未熟だし、苦手を埋めるつもりでかわいくアピールしたつもりだったのに…

あっ、もしかして！

私のかわいさって罪なのっ！？


なーんちゃって。

はぁ、むなしい…

考えたってしょうがない、よね、うーん。

春香「よーっし、気持ち切り替えてお菓子作りでもしよう！」
春香「そうだ！余ったお茶もらって帰ってきたから、これで紅茶ケーキ風の玉露ケーキ作ったらおいしいかも！」

よーっし、とりあえず、道具の用意っと…(かちゃかちゃ
あ、ボール取らなきゃ…

うーんっ・・・っと(ずべっ

春香「キャーッ！」 (がちゃーん！！

春香「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛！！！！！！
温度計がーっっっっっっ！！
温度計が割れちゃったあああああっ！」

お母さん「何、どうしたの、何事っ？」

春香「えーん、おかあさーん、」

お母さん「あらあらあら…春香、怪我はない？」


うわーん、どうしよう、これあまり売ってないのにいーっ
そ、そうだ！プロデューサーさんにメール送ってみよう！！
何とかしてくれるかも！！

やっちまいました。
春香ゴメン…いきなりリベンジ失敗ですorz
しかも今回は放り込まれたわけでなく、自ら受験して失敗…
EF30Kを流行1位と2位ジェノられて落としました。

つか亜美真美もTOPダメになりましたし、リベンジ組は2人とも…

いやっ！いやいやいや！実質Sというカテゴリがある！！
元気だしていくんだ！！

春香「プロデューサーさん〜…そんなアイドルランクはないです〜…」

う…自分をごまかしてたのに…

春香「ごまかしても事実は事実です〜うぅぅ。」

いやまぁ…なあ…
まあでも元気だしていこうぜ、春香よ。まだまだ先は長いんだし。

春香「うぅー…」

よしわかった。
ぱりぱり最中買ってきて、玉露を飲みながら食べよう。

春香「ぱりぱり最中?」

うむ。自分であんこを詰めるタイプの最中でな。
皮がしめってないのでぱりぱりとした食感を楽しめるという最中だ。
玉露と一緒に食べるとえもいわれぬおいしさだぞ。

春香「…！わーいっ！ほんとですか！？」

うむ。明日、デパートで買ってこよう。

春香「 ぎょ・く・ろでっ♪も・な・かっ♪」

(元気出たかな…？)

何となくふぶき風に。

かねてからの懸案であった春香のリベンジ、ついに開始しました。
順番前後しましたが、春香との約束どおり、やよい引退にあわせて新規プロデュース開始です。

いつもの手順どおり、レレレオでルーキーズ。敏腕ゲットしたのでEF30Kを一回こなして待機状態です。

と、軽めにいってますが、ルーキーズは正直落ちたと思いました。
なにせ流行一位のダンスがジェノられて3位のVoを2ポイント差で落とし、☆3つですっ！とマチャアキ状態。

結果的には、フレッシュ合格でしたが…結果論で物をいわずに素直に反省しようと思います。
またDランクで終わらせるようなことがあっては…

春香「プッロデューサーさんっ♪ 」

ん、春香、ご機嫌だな。

春香「そりゃもうー。やっとデビューですよー。苦節16年、長い冬を越え、成長した私を見て！って感じですよー。」

お前演歌歌手ばりのそういうトーク好きだなぁ。
どこで覚えてくるんだ。

春香「え？えーと、家族と一緒に見てるN○Kののど自慢とか。」

渋いなオイ。
お前まさか出たことあるとかいわないよな?

春香「え、え、あったら変ですか?」

あるのかよ！！
さすがだな…で、鐘はいくつ鳴ったんだ?

春香「えーっと…内緒ですっ♪」

ズバリふたつだろう！

春香「な、なななんでわかるんですかっ！？」

いや、何となく…
強いていうなら1つというほど下手でもなく、フルで鳴るというほどうまくもないかなあと思って…

春香「なーるほどぉ。するどい推理ですね…って、それ、なんか微妙にバカにされてるような…」

ﾄﾝﾃﾞﾓﾅｲ。ﾊﾙｶﾉｵﾓｲｽｺﾞｼﾃﾞｽ。

春香「…片言になってます、プロデューサーさん。」
真美「兄ちゃん兄ちゃーん。どこぉー」

ん、亜美か真美の声がするな。おーい、こっちだー。

真美「にいちゃ…あっ、はるるんだ。わーい、はるるーん♪」
春香「真美ー♪、いぇい！」 (ぱぁん

ん、真美だけか。亜美はどうした?

真美「亜美はねー…病院で検査受けてる。」
春香「ええーっ！？」

真美、お前もか…その手は二度は引っかからんぞ。

真美「ほんとだよっ！昨日、具合が悪いって言ってて…それでパパの病院に行ってるんだよっ…ぐすっ…」
春香「うわぁ…どうしたんだろう…重い病気じゃないといいんだけど…」

…マジなのか？

真美「…ぷっ」

…

真美ーッ！！！

真美「きゃははははー。またひっかかったーっ♪」
春香「えーっ、嘘なのーっ！？」
真美「はるるんごめんねーっ♪」(ぱたたたた

全く…あの双子と来たらもう…

春香「…プロデューサーさん、やけに嬉しそうですね。」

え？あ、あれ、俺笑ってる?

春香「太陽にも負けないくらいの満面の笑顔ですよ。」

そうか…
あの双子、悪戯はひどいけど、憎めないんだよな(苦笑

春香「亜美と真美、かわいいですよね。あんな妹いたら…いたら……

え、えぇとぉ…ど、どうなるんだろ…」

皆まで言うな(苦笑

春香「…はい。」

律子へのファンメールが採用されたと聞いて、どうしても律子をプロデュースしたくなった俺は、初のデュオを組むことにしました。

雪歩と律子のデュオで、その名も「トイVOX！」
パール兄弟というバンドのアルバムにトイヴォックスというのがありますが、それとは関係なく、大好きなゲームトイポップのもじりデス。いや、パール兄弟も好きですが。

まあそれはともかく、2人の声をサテから聞いたらなんだか無性に懐かしくて、旧友にあったかのような感覚を受けました。
同時期にプロデュースしていたからでしょうか。それに、律子は初A達成した娘、ゆきぽもすごい気が合って、しかもやっぱりA達成したので、なんだか頬がゆるんでしまいました。


しかし…いきなりゆきぽのコミュ失敗しまくりで3回レッスンして2回もバッド引きました。orz
ゆきぽお前こんな扱いにくい娘だったっけ…?



春香「あのう、プロデューサーさん…」

おっ、春香、久しぶりだな。元気か？

春香「はい、元気ですっ！ってそれはおいといてですね…」

？

春香「あのう、そのう…」

なんだ。はっきりしないな。はっきり物を言わなきゃダメだぞ！

春香「あっはい。じゃあ言いますけど…私のリベンジプロデュースは…」

…あ。

春香「あ。じゃないですよ、プロデューサーさん…お願いしますよぉ〜(泣」

す、すまんごめん！今5組抱えて手一杯なんだ。お前のプロデュースは次絶対やるから。

春香「…絶対約束ですよ。嘘ついたらコミュニケーションでバッド連発しますからね。」

ひぃっ。勘弁してくれっ…ってそれプロデュースしないと意味ないんじゃ…

春香「…あれ？じゃ、じゃあ、えーとえーとえーと…そうだっ！伊織にあることないこと吹き込みます！」

ぐはぁっ。マジヤメテそれ。
わかった。絶対約束は守るっ。

春香「絶対ですよ。楽しみにしてますからねっ♪」