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伊織ランクアップ前夜

伊織「はぁ…」

ん。伊織珍しいじゃないか。なにをため息なんてついてるんだ。

伊織「…今はアンタのアホ面眺める気分じゃないの」

ご挨拶だなぁ。
ケーキに苺がのって無かったのがそんなにショックだったか?

伊織「ケーキなんて食べてないわよ!!つまんないボケで気分壊さないでくれるっ!?」

気分?なんの?

伊織「…」

なんでだまってるんだよ。

伊織「…アンタにいったってどうしようもないわ」

生理か?

バシバキドカグシャ

コキン!


=□○_


伊織「今度言ったら二度と口開けなくなるわよ!」

…ハイ。スミマセン。
で、お嬢様はどういったことで思い煩われておいででしょうか。

伊織「…もーっ!しつこいっ!正面切って聞かれても説明しにくいの!」



伊織「ほっといてっ!ちょっと外行ってくる!」
(ばたん

…年頃の女の子はわからんのう…

ふぅ…
ん?


お。「アルジャーノンに花束を」の文庫本か。
こういうのを読むのは律子かな。律子の忘れ物かな?

(ばたん
律子「おはようございまーす」

お、律子、これお前の本だろ?

律子「え?ああ、はい。そうです。どうしてプロデューサーが持ってるんです?」

ソファーの上にあった。誰かが知らずに座ったらくしゃくしゃになるぞ。

律子「え?おかしいなぁ。あたし、そんなところに物おいたりしませんけど…」

いや確かにここに…

……あぁ。伊織の奴、これを読んだのか。

律子「なに一人で納得してるんです?」

ん、いや。なんでもない。

律子「なんです。ニヤニヤして。気持ち悪いですよ」

や、ほんとになんでもないんだ。

律子「なんでもなくてそんな顔しないでしょ。気になるじゃないですか。本と関係あることなんですか?」

いや…だからホントに…
(さっきと立場が逆だよ…


| Copyright 2005,11,27, Sunday 02:47am 瀧義郎 | comments (0) | trackback (0) |

 

伊織特別3タテ。しかし…

伊織「プロデューサー。ちょーっとききたいことがあるんだけどっ♪」

なんだよ、なに怒ってるんだ。

伊織「…よくわかったわね」

つきあいも長いからな。で、どうした。

伊織「アンタ今日のテレビ収録の時、あたしの歌ちゃんと聞いてた?」

(ギク
も、もちろん。今日もスバラシイ出来だったよ。

伊織嘘吐くんじゃないわよ!
あのねー。あたしがこういう事を聞くって事は、そうでないことを知ってるから聞くの!
アンタの足りない頭じゃわかんないかもしれないけどねっ!」

…ごめん。

伊織「謝って欲しいんじゃないわ!
…アンタはあたしのプロデューサーなの。仮に、だーれも私の歌をきかなくたって、アンタだけは、私の歌を聴いてなきゃいけないの!!
それをなによ。どんな仕事抱えてるんだか知らないけど、パソコンばっかずーっと睨んじゃってっ!」


悪かった。ごめん。ほんとに反省した。二度とやらないよ。

伊織「…口先だけの言葉じゃないでしょうね」

…そうだな。言葉でなに言っても信用は回復しないか。じゃあ、今後の行動を見てくれよ。

…ほんとに悪いと思ってる。俺、お前のファン第一号なのにな。

伊織「…わかったわ。今回だけは大目に見る。けど、二度とは承知しないからねっ」

ああ。男の約束だ。

伊織「…で、テレビくらいは見たんでしょ?」

うん。見たけど。

伊織「どう思う?」

んーあー…
まあ、あんなもんじゃないか。

伊織「…いいわよ、はっきり言っちゃってよ」

んじゃ率直に行かせてもらうけど…お前歌詞忘れすぎ。
いくら何でもサビ忘れるとかありえないだろ。
歌の練習が全然足りないんだよ。

それにダンスでこけるのは、腰から下の鍛錬が足りてない証拠だ。
もっとちゃんと、基礎訓練積まないと…

伊織「はっきり言い過ぎよ!!そこまで言えなんて言ってないっ!」

どーしろってんだっ!!

伊織「うるさいっ!アンタはあたしのプロデューサーでしょ!あたしの気分を持ち上げるのが仕事なのっ!」

無茶言うな!!

伊織「なにが無茶よっ!」

えーっと…気分を持ち上げるのが仕事って所。

伊織マジレスすんなーっ!!


| Copyright 2005,11,24, Thursday 01:23am 瀧義郎 | comments (0) | trackback (0) |

 

伊織爆発

…(カタカタカタ

伊織「やっほープロデューサー。伊織ちゃんですよー♪
なーに珍しく仕事してるフリとかしてるのよ」

んー…? んー…。(カタカタ

伊織「…ちょっと、プロデューサーってば!」

あー…うん。(カタカタカタ

伊織「…

ねえプロデューサー、私、事務所やめようと思うんだけど。どう思う?」

んー…うん。(カタカタカタ

伊織「…」

がつん!

がはっ!いでええええええっ!ぐぅうっいてええええっ!誰だっ!

…伊織か!なにすんだ!!

伊織「アンタなんか知らないッ!」(バタン、たたたた

こら待てっ!伊織ッ!!

ほー…いててて…
なに投げつけやがったんだあいつ…

…?なんだこりゃ。DVD…?
ん、メモがある。

「メモル、貸してくれてありがとっ♪
私のお気に入り持ってきたから、今度一緒に見てネ☆」



…あっちゃあ…
こりゃ、探しに行かんとダメだなぁ…。

(バタン

…30分後

あーもう、一体どこ行ったんだアイツ。
もう暗くなってきたな…

…ん?あの噴水に座ってるのは…

伊織「…」

いた!こら、伊織!

伊織「!」

あっ、逃げるなこら!

伊織「やだ、放してよっ!大声出すわよ!」

わかったから落ち付けって。さっきは俺が悪かった。

伊織「…」

すまん。別に無視してたわけじゃないんだ。
ちょっとどうしても急ぐ仕事があって…

伊織「…たまはどう…

え?

伊織「頭はどうかっていったの!」

頭?ああ…コブができたよw
でもま、たいしたことはないよ。すっげいたかったけどな。

伊織「…」

あぁ、でも見つかってホッとしたよ。ちょっと遅い時間だったし心配した。
さ、事務所戻ろう。寒かったろ。

伊織「………

ごめん

ん?

伊織「………なんでもない。
私!温かいコーヒーが飲みたい!」

コーヒー?
お前飲めるのか?

伊織「しっつれーねっ!飲めるわよ!」

んじゃそこのスタバで買って戻るか。


続き▽

| Copyright 2005,11,18, Friday 01:46am 瀧義郎 | comments (0) | trackback (0) |

 

伊織ルーキーズ突破

伊織ー。

伊織「何よ、大声で呼びつけたりして。用があるならアンタの方が来なさいよ!」

お、居たか。すまんすまん。
昨日のオーディションお疲れ様。合格して良かったな。

伊織「合格するのは当たり前よ。私ってばこーんなにかわいいんですから。しかも努力してるし。」

努力は若干足りないような気も…(ぼそ

伊織「なんか言った?」

いえなんでも。まあ、たしかに審査員も諸手を挙げてお前に点数つけてたしな。
ルーキーズは新人アイドルの登竜門だし、そこで審査員全員がお前を推したって言うのは幸先がいいよ。

伊織「にひひっ♪ もっと褒めて〜♪」

よっ、大統領!

伊織「…なにそれ。褒め言葉?」

…そいや死語になって久しい気もするな。太鼓持ちの定番なんだが…

伊織「太鼓持ち?シャチョさん、イイコいるよ、とか言ってる人?」

こっこらっ!どこでそんな言葉覚えてきたんだ!!
第一全然違う!!太鼓持ちと客引きは全然違うぞ!

伊織「太鼓持ちってなによ。」

太鼓持ちは幇間(ほうかん)とも言って、まあ、いわば芸者の男版だな。男芸者とも言うし。
宴会の席を盛り上げる役目をする人だ。

それが転じて、偉い人について回ってお世辞をしょっちゅう言う人のことを太鼓持ちといったりすることがあるな。

伊織「アンタは私の太鼓持ちってわけね。」

………
いや。プロデューサー、だけど…

伊織「なんでぇ?やってる事まさにそれじゃなーい♪」

おっお前が知らない裏で色々やってることもあるんだよっ!

伊織「へぇ?具体的には?」

スケジュール立てたり、オーディション結果のプロファイリングしたり、レッスン場の予約したり…
まあ他にも色々…

伊織「ふーん。ご苦労様。これからもしっかりと私のために働いてよねっ。にひひっ♪」

(なんかどっと徒労感が…orz)


| Copyright 2005,11,14, Monday 09:39am 瀧義郎 | comments (0) | trackback (0) |

 

伊織デビュー決定

伊織「プロデューサー。メモル、返しに来たわ。次の奴貸してもらえる?」

早いなオイ。4枚ほど貸したろ。
ちゃんと見たのか?

伊織「見ずに返すわけないでしょ。つい、徹夜しちゃった。」

…お前ちゃんと学校行ってるんだろうな。

伊織「しっつれーねっ!行ってるに決まってるでしょ!!」

元気だなぁ…若さって奴か。

伊織「何急にふけこんでんのよ。そういう事言ってると本物のおじさんになっちゃうわよ〜?」

やめろっ!俺はまだお兄さんだ!!

伊織「ま、知らぬは本人ばかりなりってね♪」

…ま、確かにお前らから見れば俺なんかもうおじさんかもしれんなぁ…

伊織「ちょ、ちょっと、本気で落ち込まないでよ。私が悪いこと言ったみたいじゃない。」

…30代はナーバスなんだから言葉に気をつけてだな…

伊織「はいはい、わかったわよ。」

ああ、それと、伊織、お前そろそろデビューするから。
心の準備しとけ。

伊織「はいはい。わかったわよ…

えっ!?

えっ…ってなんだ。お前こないだデビューしたいって言いに来てたじゃないか。

伊織「わ、わたしそんなこと言ってないっ。」

そうだっけ?

なんだ、嬉しくないのか?

伊織「う、うれし…いえ、そんな、そんなの当然でしょ!遅すぎるくらいよ!!」

うん。待たせて悪かった。今回も頑張ろう。

伊織「う、うん…じゃなくて、私は頑張ったりしなくてもトップアイドルなんて簡単になれるの!!」

わかってるよ。伊織の力を貸してくれな。俺頑張るし。

伊織「あ、アンタもわかってきたわねっ。じゃあ、日取り正式に決まったら連絡ちょうだい。きょ、今日はこれで失礼するわ。」

お疲れ様ー。

(ぱたん

伊織「やったぁーっ!」(だだだ…

…ははっw


| Copyright 2005,11,12, Saturday 02:42am 瀧義郎 | comments (0) | trackback (0) |

 

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